お金がもとであんなに仲の良かった親せき付き合いがなくなりました

テレビや雑誌で「相続トラブル」を見たり聞いたりするたびに「なんであんなにもめるのだろう」と不思議に思っていました。
私の母のほうの親せきは、昔からすごく仲が良くて連休や長期休みがあるとみんなで母の実家に集まり、お食事会やバーべキューなどを楽しんでいました。
メンバーとしては個性もバラバラなのですが、何よりみんな人望の高かった祖母のことが大好きでした。
そんな我が家に転機が訪れたのは、92歳の祖母が大往生した後のことでした。

もめるきっかけになったこと

祖母の家は田舎の山奥にあり、農家だったこともあり財産などとは無縁だと思っていたのです。
また、祖母の面倒は母の弟である長男が見ていたので、てっきり祖母の家は長男の名義になっていると思っていたのですが、土地と建物の名義は祖母のままとなっており、遺産は母を含めた兄弟三人に分配されることになったのです。

母は祖母の面倒も見てもらった弟に感謝があったので遺産を放棄する予定だったのですが、妹の旦那が「もらえるものはもらいたい」と言い出し、相続トラブルに発展していきました。

いったいいくらほどの財産なのか?

田舎の家の土地自体は100坪ほどでした。
しかし問題は所有していた山、そのほかの土地にあったのです。
もともと、母の妹の旦那は自分の親がなくなった際にも弁護士を立てて遺産相続をしたつわものだったため、今回も土地の査定評価を専門業者に依頼していました。
その結果、なんと800万円ほどの価値があると査定されたのです。

祖母の親はこの村の地主だったらしく、登記簿を見たところ自宅以外にも土地をたくさん持っていました。
祖母自体も把握していないものがあったようで、こちらに資産価値があったようでした。

相続トラブルの結末

亡くなった祖母の自宅で話し合いがもたれたのですが大いにもめました。
「面倒を見ていないくせにお金をよこせとはおかしい。放棄しろ」という母の弟の言い分をよそに「権利を主張しているだけだ」と頑固として譲らない妹の旦那の間で、つかみ合いになるほどの激しい喧嘩が始まりました。

私の母はどうしていいのかわからずオロオロとしていたのですが、その状況をずっと見ていた、この村の偉いさんから「このまま争っていても、結局、裁判になれば遺産は分けることになります。裁判費用もかかるしこの辺で妥協してみてはいかがでしょう」と話し合うことを求めてきました。

結局、当初は、すべての遺産の三分の一づつもらうはずだった遺産を、面倒を見てくれた長男には祖母の家と近隣の山に対しては譲渡することにし、残りの土地の売却したお金を三人で三等分するということになりました。

母の妹の旦那も、現金が欲しかっただけで、都心に住んでいるため田舎の土地に関しては関心がありませんでしたのでこれで納得してもらうことができました。
(自分に相続問題が降りかかってきたときに弁護士さんや専門家に聞きたいこととは?)
自分は遺産を放棄したいのですが、兄弟などが「遺産はもらいたい」というときにはどうやって対処するのがベストなのでしょう。
また、こうした遺産相続でもめないために、生前からトラブル防止のためにやれることはないのか教えていただきたいです。