知らなかったでは遅い!知識を武器にトラブル回避!

1祖父の死

祖父が亡くなった後のトラブルについてお話します。家族構成をご説明します。まず、亡くなった祖父がいます。祖父には二人の息子がいました。二男が私の父です。私の父は、祖父が亡くなる10年ほど前、既に亡くなりました。祖父が亡くなったとき、長男であるおじは存命でした。つまり、祖父が亡くなったことで、祖父の遺産は、長男であるおじと私や私の母がもらえるはずでした。祖父の遺言状はとくになかったそうです。

2相続財産

祖父は長年会社を経営しており家屋土地、社屋用地、有価証券等の資産を保有していました。祖父の会社の跡継ぎは長男であるおじで、私の父は就職時に家から独立していました。よって、私の父は祖父の会社とは一切の関係はなく、老いてからの祖父の面倒もおじ夫婦がみておりました。それについては、文句はないどころか感謝すらしております。

3うやむやにされた遺産相続

私はべつに遺産が欲しかったわけではありません。おじ一家のこれまでの苦労を考えれば、当然遺産はおじが引き継ぐべきだとさえ考えています。ただし、遺産相続について、正確に説明する義務があったはずです。おじは、のっけから「お前たち一家は遺産放棄してくれよな」と高圧的に言ってきました。母も私もその頃は「そういうものか」という、なかば他人ごとのように考えていたので、法律的に遺産を放棄したことになってしまいました。私が、後に相続に関する基本的な知識を得て、にわかにおじに不信感を持つようになりました。祖父は遺言状を残していたのではないか。遺産は私が考えている以上に多かったのではないか。しかし、もうとき既に遅しです。今からではどうにもなりません。もともと、わたしとおじ夫婦とはそりが合わず、親類縁者としての関係も希薄でした。父の生前から、もっと親戚関係を良好なものにするべく努力していたら良かったのかもしれません。

4相続問題をプロに相談

人は必ず死にます。遺産の有無を問わず、誰かが死ぬことによって家族間、親戚間で少なからず何らかのやり取りが起こるはずです。まず第一は葬儀をどうするか。そして、一連の葬送行事が終われば、遺産の話になります。そのときにどうやってイニシアチブを握るのか。亡くなる人が生前から遺言状を作成し、弁護士との付き合いがあれば問題ないのでしょうが、おそらく大多数の人が、亡くなってから大騒ぎになり、私のように、他者にいいように振り回されてしまうことでしょう。人の死とお金とを結び合わせて考えることに対して抵抗を持つ人は多いと思います。しかし、結局お金がからんでくるので法律的な知識は不可欠です。被相続人は弁護士に自らの財産を計算してもらい、それに基づいて遺言状を作成してほしいです。そして、相続人は棚からぼたもちのように遺産を引き継ぐのではなくて、やはり弁護士に依頼してすべての情報をつかむ必要があると思います。そして弁護士には、相続人同士が互いに牽制しあうことのないように、妥当な落とし所を見つけて円滑な相続の手続きを遂行してもらいたいです。